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第2章 · Microsoft Foundry とモデルのデプロイ·v1.1.0·更新 2026/6/11·読了目安 約14分

変更要約: 各節に図(figure)を追加=cert-figure-retrofit。AI-901 第2章を新規作成(ドメイン2: Foundry 概要=プロジェクト/モデルカタログ/プレイグラウンド/接続サービス/評価・監視/ポータルvsSDK、モデル選定4観点とデプロイ=エンドポイント+キー・トークン課金・コンテキスト長)

2.2モデルの選択とデプロイ

この節の要点

モデルカタログから用途に合うモデルを選ぶ観点(能力・モダリティ・コンテキスト長・コスト)と、デプロイしてエンドポイント+キーを得る流れ、トークンとコストの基本、プレイグラウンドでの試行と評価を理解します。

Foundry の モデルカタログ には、用途・サイズ・提供元の異なる多数の学習済みモデルが並びます。実装の第一歩は「やりたいことに合うモデルを選ぶ」ことです。選定では主に4点を見ます:
能力(チャット/生成、要約、コード、推論の強さ)、
モダリティ(テキストのみか、画像・音声も扱うマルチモーダルか)、
コンテキスト長(一度に渡せる入力の最大トークン数)、
コスト(トークン単価・速度)。「賢い大型モデルほど高価で遅い」傾向があるため、必要十分な最小のモデルを選ぶのが基本です。

2.2.1デプロイ — 使える状態にする

モデルを選んだら デプロイ します。デプロイすると、そのモデルを呼び出すための エンドポイント(URL)と キー(認証情報)が得られます。アプリや SDK は「エンドポイント+キー」を使ってモデルにリクエストを送ります(キーの代わりに Microsoft Entra ID 認証も利用可能)。デプロイ時にはデプロイ名を付け、必要に応じてスループット/容量(同時にさばける量)を設定します。同じモデルでも複数のデプロイを作り、用途ごとに使い分けることができます。

2.2.2トークンとコストの基本

生成 AI の課金は トークン(token)単位が基本です。トークンは「単語の断片」のような処理単位で、入力(プロンプト)と出力(応答)の両方のトークン数で課金されます。長いプロンプトや長い応答ほど高コスト・低速になります。したがってコスト最適化では、不要な文脈を削る・適切なサイズのモデルを選ぶ・必要なときだけ大型モデルを使う、といった工夫が効きます。各モデルには扱えるコンテキスト長(トークン上限)があり、それを超える入力は渡せない点にも注意します。

選定観点問い
能力何をさせたいか要約/チャット/コード/高度な推論
モダリティ入力は何かテキストのみ vs 画像・音声も(マルチモーダル)
コンテキスト長一度に渡す量は短い指示 vs 長文書の要約
コスト/速度予算と応答速度は大型=高精度・高価・低速

シナリオ:社内 FAQ チャットを作る。
①カタログでチャット能力のある中型モデルを選択(高度推論は不要なのでコスト重視)→
デプロイしてエンドポイント+キーを取得→
プレイグラウンドでプロンプトを調整→
Foundry SDK でアプリに組込み→
⑤応答品質とコスト(トークン)評価・監視。必要に応じてより大型のモデルへ切替。

注意

混同・注意:
「モデルを選ぶ(カタログ)」「使える状態にする(デプロイ)」は別ステップ。デプロイして初めてエンドポイントが得られる。
②課金は入力+出力の両方のトークン(出力だけではない)。
コンテキスト長=一度に渡せる上限であり、超過分は渡せない(自動で記憶が増えるわけではない)。
大きいモデル=常に最適ではない——必要十分な最小モデルがコスト最適。

試験ポイント

頻出:
①「アプリからモデルを呼ぶのに必要なもの」=エンドポイント+キー(または Entra ID 認証)。
②「生成 AI の課金単位」=トークン(入力+出力)
③「長文を一度に処理できるか」=コンテキスト長で判断。
④「画像も入力したい」=マルチモーダル対応モデルを選ぶ。
⑤「コストを抑える」=小さめモデル・プロンプト短縮。

モデルを選択し、デプロイして使える状態にし、トークン課金でコストが決まる流れを表した図。
選択 → デプロイ → トークン課金

2.2.3この節のまとめ

  • モデル選定の4観点:能力/モダリティ/コンテキスト長/コスト・速度。必要十分な最小モデルが基本
  • デプロイでエンドポイント+キーを取得→アプリ/SDK が呼び出す(Entra ID 認証も可)
  • 課金はトークン(入力+出力)単位。コンテキスト長=一度に渡せる上限
  • 流れ:選択→デプロイ→プレイグラウンドで調整→SDK で実装→評価・監視

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理解度チェック

(軽い確認用)

Q1. アプリケーションからデプロイ済みモデルを呼び出すために必要なものの組み合わせはどれですか?

Q2. 生成 AI の利用コストは主に何の単位で課金されますか?

Q3. 長い文書を一度にモデルへ渡せるかどうかを判断する指標はどれですか?

Q4. 画像とテキストの両方を入力として扱いたい場合、選ぶべきモデルの特徴はどれですか?

Q5. モデル選定で「カタログから選ぶ」ことと「デプロイする」ことの関係として正しいものはどれですか?

Q6. コストを抑えつつ十分な品質を得るためのモデル選定の基本方針はどれですか?

理解度を確認第2章「Microsoft Foundry とモデルのデプロイ」の問題を解く