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基本情報技術者試験 のナレッジマップ

基本情報技術者試験 の主要概念 101 件と、そのつながり。上のマップでノードをクリックすると関連用語や前提をたどれます。下は全概念の索引で、定義と「前提・関連する概念」への内部リンクを掲載しています。

概念一覧(101)

  • CIA(機密性・完全性・可用性)

    情報セキュリティの3要素:機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)。

    関連: 情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)

  • 基数変換(2進数・16進数)

    ある基数で表した数を別の基数の表記に変換する操作。コンピュータ内部は2進数で処理するが、桁が長くなるため4桁ずつまとめて16進数で簡潔に表記することが多い(2進1111=16進F)。10進→2進は商が0になるまで2で割り剰余を逆順に並べ、2進→10進は各桁に重み(…8,4,2,1)を掛けて合計する。

    関連: 2進数

  • 稼働率

    システムが正常に稼働している時間の割合。稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR) で求められ、故障間隔が長く修復時間が短いほど高くなる。可用性の代表指標で、SLA の合意値(例 99.9%)としても用いる。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)平均故障間隔(MTBF)

  • 配列とリスト

    複数のデータを並べて扱う基本的なデータ構造。配列は連続した領域に要素を並べ、添字で任意の要素へ即座(O(1))にアクセスできるが、途中への挿入・削除は後続要素の移動を伴い高コスト。リスト(連結リスト)は各要素が次の要素への参照(ポインタ)を持つ構造で、挿入・削除はポインタの付け替えだけで済むが、任意要素へのアクセスは先頭からたどるためO(n)になる。

  • レジスタ

    CPU内部にある最も高速で小容量の記憶場所。演算対象のデータや命令、アドレス、実行状態などを一時的に保持する。プログラムカウンタ(次に実行する命令のアドレス)、命令レジスタ(取り出した命令)、アキュムレータ(演算結果)などの種類がある。

  • ACID

    トランザクションの信頼性を表す性質:原子性・一貫性・分離性・永続性。

  • 真正性

    情報セキュリティの拡張要素の一つで、利用者・情報・処理が主張どおりの本人・本物であることを確保する性質。デジタル署名や多要素認証によって、なりすましや偽装がないことを裏付ける。機密性・完全性・可用性のCIAトライアドを補う概念として応用情報の午前で問われる。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)

  • 監査技法と可監査性

    監査技法は、システム監査人が監査証拠を収集するための手法で、ヒアリング、ドキュメントレビュー、現地調査(視察)、チェックリスト法、そしてコンピュータ支援監査技法(CAAT、監査用ソフトやテストデータを用いる手法)などがある。可監査性は、システムが監査を受け入れられるように、処理過程やアクセスの記録(ログ・監査証跡)が整備されている性質を指す。

    前提: 配列とリストシステム監査デザインレビュー(ウォークスルー・インスペクション)

  • 記憶階層

    速度・容量・コストが異なる記憶装置を階層的に組み合わせ、全体として高速かつ大容量に見せる構成。上位ほど高速・小容量・高コストで、レジスタ→キャッシュメモリ→主記憶→補助記憶(SSD・ハードディスク)の順に配置する。CPUと主記憶の速度差はキャッシュメモリで、主記憶の容量不足は仮想記憶で補う。

    前提: レジスタ仮想記憶とページング主記憶装置とキャッシュメモリ

  • 標本化と符号化

    アナログ信号をデジタル化するA/D変換は標本化→量子化→符号化の3段階から成る。標本化は連続信号を一定間隔(標本化周期)で切り出す処理で、標本化定理により元信号の最大周波数の2倍以上の標本化周波数が必要。量子化は標本値を離散的な段階値に丸める処理。符号化はその量子化値を2進数のビット列に割り当てる処理。

    前提: 基数変換(2進数・16進数)2進数

  • 木構造と2分探索木

    節(ノード)と枝(エッジ)から成る階層的なデータ構造。2分探索木は各節の左部分木が親より小さい値、右部分木が大きい値になるよう構成され、探索・挿入・削除を平均O(log n)で行える。

    前提: 基数変換(2進数・16進数)二分探索(バイナリサーチ)

  • CI/CD

    CI(継続的インテグレーション)はコード変更のたびに自動ビルド・自動テストを行い早期に不具合を検出する手法。CDには2つの意味があり、継続的デリバリーは本番リリースの直前まで(リリース可能な状態まで)を自動化し本番反映は手動承認を残す方式、継続的デプロイメントは本番反映まで全て自動化する方式を指す。

  • XP(エクストリームプログラミング)

    アジャイル開発の代表的な手法の一つで、少人数チームでの反復的な開発と変化への対応を重視する。ペアプログラミング、テスト駆動開発(TDD)、リファクタリング、継続的インテグレーション、小さなリリースなどのプラクティスを特徴とする。スクラムがプロジェクト運営の枠組み中心なのに対し、XPは開発の技術的プラクティスに重きを置く。

    前提: CI/CDアジャイル開発とスクラム

  • インジェクション対策(プレースホルダ・サニタイジング)

    SQLインジェクションやXSSを防ぐための、入力値を安全に扱う手法群。バインド機構(プレースホルダ)は、SQL文の骨組みを先に確定させ、後から値を「データ」としてはめ込むことで、入力値をSQLの命令として解釈させない根本対策。サニタイジング(エスケープ処理)は、`<`や`'`などの特殊文字を無害な表記に変換し、命令として解釈されるのを防ぐ手法で、XSSの出力時対策として用いる。

    関連: SQLインジェクション

  • 論理回路

    AND(論理積)・OR(論理和)・NOT(否定)などの論理ゲートを組み合わせ、2進数の0/1で表される信号に対して論理演算を行うデジタル回路。出力が現在の入力だけで決まる組合せ回路と、フリップフロップなどの記憶素子を持ち過去の状態にも依存する順序回路に大別される。コンピュータの演算・制御回路の基礎をなす。

    前提: フリップフロップ基数変換(2進数・16進数)2進数

  • SQLインジェクション

    Webアプリケーションの入力欄に不正なSQL文の断片を注入し、データベースを意図しない形で操作・閲覧させる攻撃手法。バインド機構(プレースホルダ)の利用や入力値の検証で防止する。

    関連: インジェクション対策(プレースホルダ・サニタイジング)

  • クロスサイトスクリプティング(XSS)

    脆弱なWebサイトに悪意あるスクリプトを埋め込み、閲覧者のブラウザ上でそれを実行させる攻撃手法。Cookie窃取や画面偽装などにつながる。出力時のエスケープ処理(サニタイズ)が基本的な対策。

    前提: インジェクション対策(プレースホルダ・サニタイジング)

  • 外部キー

    別テーブルの主キーを参照してテーブル間を関連づける列。参照整合性を保つ。

    前提: 主キー

  • 2進数

    0と1の2つの数字だけで数を表す方法。コンピュータ内部では電気信号のオン・オフに対応させて情報を扱うため、2進数が基本となる。10進数との相互変換が基礎として問われる。

    関連: 基数変換(2進数・16進数)

  • 主記憶装置とキャッシュメモリ

    主記憶装置(メインメモリ)はCPUが直接読み書きするプログラム・データの記憶領域。キャッシュメモリは主記憶より高速だが容量の小さいメモリで、CPUと主記憶の速度差を埋め処理を高速化する。

  • マルウェア

    ウイルス・ワーム・トロイの木馬・ランサムウェアなど、利用者に害を及ぼすことを目的として作られた悪意あるソフトウェアの総称。感染経路はメール添付・不正サイトの閲覧・USBメモリなど多岐にわたる。

    関連: マルウェアの種類(ウイルス・ワーム・トロイの木馬・スパイウェア)

  • 要件定義

    システム開発の上流工程で、利用者・発注者が求める機能や性能を明確にし、開発対象の範囲を確定する工程。ここでの認識齟齬は後工程の手戻りに直結するため特に重要。

  • 平均故障間隔(MTBF)

    修理して使い続けるシステムで、ある故障から次の故障までの平均稼働時間。値が大きいほど故障しにくく信頼性が高い。総稼働時間÷故障回数で算出する。

  • 中間者攻撃(Man-in-the-Middle)

    通信を行う二者の間に攻撃者が割り込み、双方には正規の相手と直接通信しているように見せかけながら、通信内容の盗聴・改ざんを行う攻撃の総称。ARPスプーフィングや不正DHCPサーバによるゲートウェイ偽装、DNSキャッシュポイズニングなどが手口となる。相互認証(デジタル証明書の検証等)や経路の暗号化・完全性保護で対策する。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)DHCP

  • 一貫性

    ACID特性の一つで、トランザクションの実行前後でデータベースが定義された制約(一意性制約や参照整合性など)を常に満たしていることを保証する性質。矛盾したデータ状態への遷移を防ぎ、業務データの正しさを維持する。

    前提: ACID

  • 独立性

    ACID特性の一つで、複数のトランザクションを同時実行しても、それぞれが他のトランザクションの影響を受けずに実行されたかのような結果を保証する性質。分離レベルの設定によって、ダーティリード等の異常現象をどこまで許容するかを制御する。

    前提: ACID

  • 深層学習

    多層のニューラルネットワークを用いる手法。画像・音声・言語など複雑なデータに強い。

  • 可用性管理(サービスマネジメント)

    ITサービスが利用者の必要とするときに使える状態を維持することを目的とした管理活動。稼働率(アベイラビリティ)を目標値どおりに保てるよう、単一障害点の排除・冗長化・保守計画などを設計・監視する。稼働率は MTBF ÷(MTBF+MTTR)で表され、故障間隔を延ばし修復時間を短縮することで向上する。

    前提: 稼働率CIA(機密性・完全性・可用性)平均故障間隔(MTBF)

  • 計算量とオーダ記法(O記法)

    アルゴリズムの処理時間や必要な記憶量が入力サイズnに対してどう増加するかを表す指標。O(1)・O(log n)・O(n)・O(n log n)・O(n^2)のように表記し、アルゴリズムの効率比較に用いる。

  • ヒット率とアクセス時間(実効アクセス時間)

    ヒット率は、CPUが必要とするデータがキャッシュメモリ上に存在する割合。存在しない割合をミスヒット率(=1−ヒット率)という。実効アクセス時間は「ヒット率×キャッシュのアクセス時間+ミスヒット率×主記憶のアクセス時間」で求められ、ヒット率が高いほど平均アクセス時間が短くなり処理が高速化する。

    前提: 主記憶装置とキャッシュメモリ

  • CISCとRISC

    CPUの命令セット設計の思想。CISCは1命令で多くの処理を行う複雑・多機能な命令を持ち、1命令の実行に複数クロックを要することが多い方式。RISCは命令を単純なものに絞り、1命令をほぼ1クロックで実行してパイプライン処理で高速化する方式。

    前提: パイプライン処理

  • CNN(畳み込みニューラルネットワーク)

    畳み込み層とプーリング層を組み合わせて画像などの空間的な特徴を段階的に抽出する深層学習のモデル。画像認識や物体検出で高い性能を発揮する代表的なアーキテクチャ。

    前提: 深層学習

  • 浮動小数点数

    符号部・指数部・仮数部に分けて実数を表現する形式(IEEE 754が代表的)。広い範囲の数値を扱える一方、10進数の小数を正確に表現できず誤差(丸め誤差)が生じることがある。

    関連: 浮動小数点の誤差(丸め誤差・桁落ち・情報落ち)

  • 浮動小数点の誤差(丸め誤差・桁落ち・情報落ち)

    浮動小数点数は有限の桁数しか持てないため、計算過程でいくつかの誤差が生じる。丸め誤差は表現しきれない下位桁を四捨五入等で切り捨てることで生じる誤差。桁落ちは絶対値がほぼ等しい2数の減算で有効桁数が大きく減る誤差。情報落ちは絶対値が大きく異なる数を加減算した際、小さい方の値が丸められて結果に反映されない誤差。

    関連: 浮動小数点数

  • 命令実行サイクル(フェッチ・デコード・実行・ストア)

    CPUが1つの機械語命令を処理する基本の繰り返し。フェッチ(主記憶から命令を取り出す)→デコード(命令を解読する)→実行(演算・処理を行う)→ストア(結果をレジスタや主記憶に書き戻す)の順に進む。この各段階を複数命令で重ねて並行処理するのがパイプライン処理である。

    前提: パイプライン処理レジスタ

  • 在庫管理

    欠品による機会損失と過剰在庫による保管コストの両方を抑え、適正な在庫水準を保つための管理。在庫が一定量まで減った時点で発注する発注点方式や、発注1回あたりの費用と保管費用の合計が最小になる発注量を求める経済的発注量(EOQ)などの手法を用いる。

  • マルウェアの種類(ウイルス・ワーム・トロイの木馬・スパイウェア)

    代表的なマルウェアの分類。ウイルスは他のプログラムやファイルに寄生し、宿主が実行されることで感染・増殖する。ワームは宿主を必要とせず自己複製してネットワーク経由で自律的に感染を広げる。トロイの木馬は無害な正規プログラムを装って侵入し、自己増殖はせず内部で不正動作を行う。スパイウェアは利用者に気付かれずに情報を収集し外部へ送信する。

    関連: マルウェア

  • 正規化の段階(第1正規形〜第3正規形)

    リレーショナルデータベースの設計でデータの冗長性・更新異常を減らす段階的な手法。第1正規形は繰り返し項目を排除、第2正規形は主キーの一部にのみ従属する項目を分離、第3正規形は主キー以外の項目に従属する項目(推移的関数従属)を分離する。

    前提: 主キー

  • 経営組織

    企業が事業を遂行するために編成する組織の形態。業務内容ごとに部門を分ける職能別組織、製品・地域などの単位で自己完結的に編成する事業部制組織、職能軸と事業軸を格子状に組み合わせるマトリックス組織などがあり、事業戦略や規模に応じて選択される。

  • ページフォールトとスラッシング

    ページフォールトは、仮想記憶で必要なページが主記憶上に無いときに発生する割込みで、補助記憶からのページ読み込み(ページイン)が行われる間、処理が一時停止する。搭載メモリに対して同時に必要なページが多すぎると、ページの入れ替え(ページング)が頻発してCPUがほとんど入出力待ちになり、処理効率が著しく落ちる。この状態をスラッシングという。

    前提: 仮想記憶とページング

  • パスワード攻撃(総当たり・辞書・リスト型)

    他人のパスワードを不正に割り出す攻撃の総称。総当たり攻撃(ブルートフォース)は考えられる文字の組み合わせを片端から試す。辞書攻撃は辞書に載る単語やよく使われる文字列を優先して試す。パスワードリスト攻撃は他サービスから流出したIDとパスワードの組を使い回している利用者に対して試す。長く複雑なパスワード・使い回しの回避・多要素認証・アカウントロックが対策となる。

    前提: 配列とリスト

  • 擬似言語(科目B)

    基本情報技術者試験の科目Bで用いられる、特定のプログラミング言語に依存しない記述形式。変数宣言・条件分岐・繰り返し・関数呼び出しなどを共通の構文で表し、アルゴリズムのトレースや穴埋めを問う。

  • 整列アルゴリズム(バブルソート・クイックソート・マージソート)

    データを一定の順序に並べ替えるアルゴリズム群。バブルソートは隣接要素の交換を繰り返す単純だがO(n^2)の方式、クイックソートは基準値で分割する平均O(n log n)の高速な方式、マージソートは分割統治で安定的にO(n log n)を保つ方式。

  • スタックとキュー(抽象データ構造)

    データの出し入れの順序に規則を持つ基本的なデータ構造。スタックは後入れ先出し(LIFO)、キューは先入れ先出し(FIFO)で要素を管理し、擬似言語プログラムの部品としてよく登場する。

    前提: 擬似言語(科目B)キュー(FIFO)スタック(LIFO)

  • 仮想記憶とページング

    主記憶の容量を超えるプログラムを実行可能にする技術。プログラムを一定サイズの「ページ」に分割し、必要なページだけを主記憶に読み込み、不要になったページを補助記憶へ追い出す(ページング方式)。

  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール)

    HTTP/HTTPS通信の中身を検査し、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、Webアプリケーション層を狙う攻撃を検知・遮断する防御装置・サービス。通信の宛先ポートやIPで制御する通常のファイアウォールと異なり、アプリケーションのリクエスト内容(パラメータ等)まで見て判断する。

    前提: SQLインジェクションクロスサイトスクリプティング(XSS)HTTPS

  • HTTPS

    HTTPをTLSの上に載せて運ぶプロトコル。通常のHTTPと違い通信内容が暗号化され、途中経路での盗聴・改ざんを防げる。ブラウザは証明書を検証してサーバーの正当性を確認し、Webサイトの標準的な通信方式になっている。

  • Infrastructure as Code(IaC)

    インフラをコード(テンプレート)で宣言的に定義し、再現可能・バージョン管理可能にする考え方。手作業のドリフトを防ぎ、レビュー・自動化・複数環境の一貫構築を可能にする。AWS では CloudFormation・CDK が代表。

    前提: バージョン管理システム(VCS)

  • アジャイル開発とスクラム

    アジャイル開発は、短い期間(イテレーション)で計画・設計・実装・テストを繰り返し、変化する要求に柔軟に対応する開発手法の総称。スクラムはその代表的な手法の一つで、スプリントと呼ぶ短い期間を繰り返す。

  • BPR(業務プロセス改革)

    既存の組織や業務ルールを前提とせず、業務プロセス・組織構造・情報システムを根本から見直し、抜本的に再設計する取り組み。部分的な改善(カイゼン)とは異なる。

    前提: 経営組織

  • DevOps

    開発(Development)と運用(Operations)が密接に連携し、自動化やCI/CDを活用して、より速く継続的にソフトウェアを提供しようとする考え方・文化。

    前提: CI/CD

  • DHCP

    ネットワークに接続した機器へIPアドレスなどの通信に必要な設定情報を自動的に割り当てるプロトコル。管理者が機器ごとに手動でIPアドレスを設定する手間を省ける。

  • 産業財産権

    特許権・実用新案権・意匠権・商標権の4つを指す総称。著作権と異なり、権利を得るには特許庁への出願・登録が必要。

    前提: 著作権

  • 知的財産権

    発明・著作物・デザイン・商標などの創作的な成果を保護する権利の総称。大きく著作権と産業財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)に分けられる。

    前提: 著作権産業財産権

  • 内部統制

    業務が適正・効率的に遂行されるよう、企業が自ら業務プロセスに組み込む仕組み・体制。不正の防止や財務報告の信頼性確保を目的とし、経営者に整備・運用の責任がある。

  • MOT(技術経営)

    技術に立脚する事業を行う企業が、技術開発の成果を事業成果や企業価値の向上へ継続的に結び付けていくためのマネジメント手法。

  • 非機能要件

    機能そのものではなく、性能・可用性・セキュリティ・保守性など、システムの品質面に関する要件。要件定義で機能要件と併せて明確にしておく必要がある。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)要件定義

  • フィッシング

    実在する企業や金融機関になりすました偽のメールやWebサイトへ誘導し、ID・パスワードやクレジットカード情報などを盗み取る詐欺の手口。URLやドメインをよく確認することが対策の基本。

  • キュー(FIFO)

    最初に格納したデータを最初に取り出すデータ構造(FIFO:First In First Out)。データは一方の端(後尾)から入れ、もう一方の端(先頭)から取り出す。窓口の順番待ち行列に例えられる。

  • RASIS

    システムの信頼性を測る5つの指標の頭文字。Reliability(信頼性)・Availability(可用性)・Serviceability(保守性)・Integrity(保全性)・Security(安全性)から成る。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)

  • SLAとSLM

    SLA(サービスレベル合意書)は、サービス提供者と利用者の間でサービス品質の水準(稼働率や応答時間など)を取り決めた合意文書。SLM(サービスレベル管理)は、SLAの内容を継続的に監視・見直しする活動。

    前提: 稼働率

  • 技術ロードマップ

    将来の技術動向や自社の技術開発計画を時間軸に沿って図示したもの。MOT(技術経営)において、研究開発投資の意思決定や事業戦略との整合を図る際に用いる。

    前提: MOT(技術経営)

  • 不正アクセス禁止法

    他人のID・パスワードを無断で使いネットワーク経由でコンピュータへ不正にログインする行為や、その手助けとなる行為を禁止する法律。ID・パスワードの窃用に加え、セキュリティホールを突いた不正アクセスや、不正に取得したID・パスワードの保管・提供(フィッシングによる取得を含む)も禁止される。

    前提: フィッシング

  • 主キー

    テーブルの各行を一意に識別する列。重複・NULL 不可。

  • デザインレビュー(ウォークスルー・インスペクション)

    設計成果物を関係者が検証し、誤りや問題点を早期に発見する活動。ウォークスルーは作成者が主導して成果物を説明しながら参加者が指摘する非公式なレビューで、準備負荷が軽い。インスペクションはモデレータ(進行役)のもとで参加者に役割を分担させ、チェックリストに基づき体系的に欠陥を検出・記録する公式なレビューで、検出力が高い。システムアーキテクトは対象の重要度に応じてレビュー形態を選び、後工程への欠陥流出を防ぐ。

    前提: 配列とリスト

  • SLA(サービスレベルアグリーメント)

    保証された稼働率などを定める契約。達成できないとサービスクレジット(料金の一部返金)の対象になり得る。

    前提: 稼働率

  • サブネットマスク

    IP アドレスのうちネットワーク部とホスト部の境界を示す値(例 255.255.255.0)。CIDR のプレフィックス長と表裏一体の表現で、オンプレのネットワーク機器や一部のクラウド設定ではこのドット区切り表記が使われる。

    前提: CIDR 表記

  • DoS攻撃/DDoS攻撃

    大量のリクエストや不正なパケットを送りつけてサーバやネットワークを過負荷にし、正規の利用者がサービスを使えなくする攻撃(DoS=サービス妨害)。DDoS(分散型DoS)は、マルウェアに感染させた多数の機器(ボットネット)から一斉に攻撃を行うため送信元が分散し、単純な送信元遮断では防ぎにくい。情報の機密性ではなく可用性を損なう攻撃である。

    前提: CIA(機密性・完全性・可用性)マルウェア

  • フリップフロップ

    1ビットの情報を保持できる順序回路の基本素子。クロック信号に同期して入力を取り込み、次のクロックまで出力を保持する。レジスタやカウンタなど記憶回路の構成要素になる。

    前提: レジスタ

  • ハッシュ法

    キーをハッシュ関数で変換した値を配列の格納位置とすることで、平均的にO(1)での検索・挿入を実現するデータ構造の手法。異なるキーが同じ格納位置になる衝突(コリジョン)への対処が必要になる。

    前提: 配列とリストハッシュ関数(改ざん検知)

  • パイプライン処理

    命令の実行を「命令フェッチ・デコード・実行・書き戻し」などの段階に分割し、複数の命令の各段階を並行して処理することでCPUのスループットを高める方式。分岐命令などでパイプラインハザードが起きうる。

  • 情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)

    情報セキュリティマネジメントの基本となる3つの要素。機密性は許可された者だけが情報にアクセスできること、完全性は情報が正確で改ざんされていないこと、可用性は必要なときに情報へアクセスできることを指す。

    関連: CIA(機密性・完全性・可用性)

  • 電子署名

    公開鍵暗号の仕組みを利用して、電子文書の作成者本人であることの証明(本人性)と、文書が改ざんされていないことの証明(完全性)を行う技術。

    前提: 真正性CIA(機密性・完全性・可用性)

  • 可逆圧縮と非可逆圧縮

    可逆圧縮は元のデータを完全に復元できる圧縮方式。非可逆圧縮は人間が知覚しにくい情報を間引くことでより高い圧縮率を実現するが、元のデータへ完全には戻せない(画質や音質がわずかに劣化する)。

  • POSシステム

    販売時点情報管理(Point Of Sale)システム。レジでの商品販売と同時に商品コード・数量・売上時刻などを記録し、在庫管理や販売戦略の分析に活用する仕組み。

    前提: 在庫管理レジスタ

  • 主キーと外部キー(リレーショナルDB)

    主キーは表の中で行を一意に識別する列(またはその組み合わせ)。外部キーは他の表の主キーを参照する列で、表と表の間の関連付け(リレーション)を実現する。

    前提: 外部キー主キー

  • スタック(LIFO)

    最後に格納したデータを最初に取り出すデータ構造(LIFO:Last In First Out)。データの出し入れは一方の端(トップ)からのみ行う。ブラウザの「戻る」履歴などに例えられる。

  • システム監査

    情報システムが安全・効率的に運用されているかを、独立した立場の監査人が第三者の視点で検証・評価し、改善を助言する活動。監査対象部門から独立していることが信頼性の前提。

  • ウォーターフォールモデル

    要件定義・設計・実装・テストといった各工程を順番に進め、原則として前工程には戻らないという前提で開発する手法。計画が立てやすい一方、途中の仕様変更には弱い。

    前提: 要件定義

  • 平均修復時間(MTTR)

    故障が発生してから復旧するまでの平均時間。値が小さいほど早く復旧でき、保守性(メンテナンス性)が高い。総修復時間÷故障回数で算出する。稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR) の分母に含まれ、MTBF(平均故障間隔)と対にして信頼性・保守性を評価する。

    前提: 稼働率平均故障間隔(MTBF)

  • バージョン管理システム(VCS)

    ファイルの変更履歴を記録し、過去への巻き戻し・変更者や理由の追跡・共同作業を可能にする仕組み。

  • バリアフリー

    高齢者や障がいのある人にとって障壁(バリア)となる要素を取り除き、利用しやすくする考え方。最初から多くの人が使えるよう設計するユニバーサルデザインと異なり、特定の利用者が抱える障壁を後から解消する点に重点がある。

    関連: ユニバーサルデザイン

  • 競争戦略

    競合他社に対して自社が優位に立つための戦略の総称。市場・競合を分析するSWOT分析・5フォース分析・PPM、自社の中核的強みを軸とするコアコンピタンス経営などの手法を用い、コスト優位や差別化によって持続的な競争優位の確立を目指す。

    前提: SWOT分析

  • ハッシュ関数(改ざん検知)

    任意長のデータから固定長の値(ハッシュ値)を算出する関数。同じ入力からは常に同じ値が得られ、わずかな変更でも値が大きく変わるため、データの改ざん検知やパスワードの保管に利用される。

  • ハイブリッド暗号方式

    共通鍵暗号の処理速度と公開鍵暗号の鍵配送の安全性を組み合わせた方式。データ本体は共通鍵で暗号化し、その共通鍵自体を受信者の公開鍵で暗号化して送る。S/MIMEやPGP、TLS1.2以前などで使われる(現行のTLS1.3では鍵交換に(EC)DHEを用い、共通鍵を公開鍵で暗号化して送る方式は使われない)。

    前提: 共通鍵暗号方式

  • 整列の安定性(安定ソート)

    整列前に等しいキーを持つ要素同士の相対順序が、整列後も保たれる性質。マージソートは安定ソートだが、クイックソートは実装によっては不安定になる。

    前提: 整列アルゴリズム(バブルソート・クイックソート・マージソート)

  • タスク(プロセス)管理

    OSが実行中のプログラムの単位であるタスク(プロセス)を管理する機能。各タスクは、CPUを使って処理中の「実行状態」、準備は整いCPUの割当て順番を待つ「実行可能状態」、入出力の完了などを待つ「待ち状態」の間を遷移する。OSのディスパッチャが実行可能状態のタスクにCPU時間を割り当て、ラウンドロビンや優先度方式などのスケジューリングで切り替えることで、見かけ上複数のタスクを並行して実行する。

  • アローダイアグラム

    作業の順序関係と所要日数を矢印とノードで表した図(PERT図)。各経路の日数を積み上げることで、クリティカルパスや最早・最遅の開始・終了日を算出できる。

    前提: クリティカルパス

  • クリティカルパス

    プロジェクトの開始から終了までの経路のうち、最も所要日数が長い経路。この経路上の作業が1日でも遅延すると、プロジェクト全体の完了日も遅延する。

  • 生成AI(ジェネレーティブAI)

    文章・画像・音声・プログラムコードなど新たなコンテンツを生成できるAI。業務効率化に有用な一方、誤った情報をもっともらしく生成するハルシネーションや著作権侵害のリスクにも注意が必要。

    前提: 著作権

  • JPEGとMPEG

    JPEGは静止画(写真など)を非可逆圧縮する代表的な画像フォーマット。MPEGは動画(映像+音声)を圧縮する代表的な規格群で、フレーム間の差分を利用してデータ量を削減する。

    前提: 可逆圧縮と非可逆圧縮

  • OS(オペレーティングシステム)の役割

    ハードウェアとアプリケーションソフトウェアの間に位置し、メモリ管理・タスク管理・ファイル管理・入出力制御などを担う基本ソフトウェア。アプリケーションはOSが提供する機能を通じてハードウェアを利用する。

    前提: タスク(プロセス)管理

  • 職務分掌(内部統制における)

    不正や誤りを防ぐため、承認・実行・記録・保管といった一連の業務を1人に集中させず複数人で分担させる内部統制の基本原則。

    前提: 内部統制

  • SWOT分析

    自社の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)という内部要因と、機会(Opportunities)・脅威(Threats)という外部環境要因を整理し、経営戦略の立案に役立てる分析手法。

  • 共通鍵暗号方式

    暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵)を使う暗号方式。処理は高速だが、通信相手ごとに鍵を安全に共有する必要があり、相手が増えるほど鍵管理が煩雑になる。

  • トランザクションとACID特性

    トランザクションは、一連の処理をひとまとまりとして扱う単位で、途中で失敗した場合は全体を取り消す(ロールバック)。ACID特性(原子性・一貫性・独立性・永続性)は、トランザクションが満たすべき4つの性質。

    前提: ACID

  • ユニバーサルデザイン

    年齢・障がいの有無・言語・文化などの違いにかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすいように製品や環境をデザインする考え方。特定の利用者だけに配慮するバリアフリーとは対象範囲が異なる。

    関連: バリアフリー

  • CIDR 表記

    IP アドレス範囲を「/24」のようなプレフィックス長で表す記法。/24 は 256 個、/16 は 65,536 個のアドレスを含み、数字が小さいほど範囲が広い。VPC/VNet やサブネットの設計、ルーティングの最長一致判定、ファイアウォールルールの許可範囲指定など、あらゆるクラウドのネットワーク設計の基礎になる。